いまだに初めての飛び込み営業でピンポンを押した日のことを覚えています。
新人の頃だったので上司と一緒に住宅街を回っていたのですが、その日は一日中、上司の後ろについて上司のやり方を見て学ぶという流れになっていました。
ですが、昼過ぎくらいに上司から一言、
「次から中村君ピンポン押してみてよ」
はい終わった~と内心思いましたね笑
急すぎて心の準備がまったくできてませんでした。
ですがなんと運の悪いことでしょう。その上司は見た目がほとんどマイクタイソン。
断るわけにもいかないのでとりあえずピンポンの前に立ちました笑
もうこうなりゃやけだ!なんもはなすこと考えてないけどとりあえず押したれ!という謎マインドになってしまいピンポンを押すことに成功しました←我ながらよくやったなと振り返って思う笑
そしたらでてきたのがほとんどヤ○ザみたいなおじさん
はい終わった~
後ろにはマイクタイソン、前にはヤ○ザ
正直何の話したか全く覚えてないですが途中から上司にアシストしてもらい事なきを得ました。
一通り終わった後に上司から一言
「ピンポンの前でビビッてなかなか押せない人もいるけど良く行ったね」
いやいや!後ろにマイクタイソンいたら押すしかないだろ!と内心思いましたが、ありがたかったですね~
これが、ファミレスで「すみません」と店員を呼ぶのも緊張するレベルだった元ガチ陰キャの、人生初の飛び込み営業です。
どうも、元ガチ陰キャ、
現ドラッグストア正社員の中村ソラです。
この話から伝えたいことはただ一つ
行動できないのは、才能や性格の問題じゃない。ほとんどの場合、ただの経験不足なだけ。
慣れてしまえば、陰キャだろうが関係なく、だれでも「行動できる側の人間」になれます。
もしあなたが今、
- 人が怖くて行動したいのにできない
- 自分はコミュ力がないと思い込んでいる
- 性格のせいで人生損している。
そう考えているなら、それは才能不足でも欠陥でもありません。
最終的に人と話す仕事がしたいなと思うまでになってしまった僕の実体験をもとに証明して見せます笑
【陰キャが行動できなかった本当の理由】
飛び込み営業をやる前の僕は、今思い返してみると「ド」がつくくらいの陰キャでした。
例えば
- 飲食店で店員が呼ぶのが怖く、友達に頼む
- 焼肉屋の電話予約が怖く、友達に頼む
- できることなら初対面の人とは話したくない
今にして思えばなんで?って思ってしまうのですが、当時はほんとにこんな感じでした笑
当時の僕は人が怖くて余計なことを言ったらヤバイっていう失敗に対する恐怖がかなり大きかった部分がありました。
それに行動できないのは性格の問題であり、コミュ力は才能だと思ってました。
ですが、今ならはっきりと言えます。
あれは性格でも才能でもなく、ただの「経験不足」だっただけだと。
飛び込み営業は良くも悪くも”強制的に経験値を積まされる仕事”です。
緊張しようが、コミュ障だろうが逃げ場はありません。
とにかく断られ続け、時にはジジイに怒鳴られ、話を聞いてくれるおばちゃんとは気まずい雰囲気になりというのを一日150件くらい繰り返すうちにいやでも「慣れ」が勝つようになってしまいました笑
気づけば
- 断られるのが当たり前すぎて落ち込まなくなった
- 初対面の人と話すハードルがなくなった
- 「とりあえずやってみる」ができるようになった
つまり行動できなかったのは性格や才能ではなくただ単にやってこなかったからというだけでした。
別に変わる気なんて無かった
正直に言うと、
僕は「自分を変えよう」と思って飛び込み営業をやったわけじゃありません
当時の僕は、コミュ力もないし、人と話すのも嫌いでした。
できることなら静かに、目立たずに働きたいと思っていました。
日商簿記2級を持っていたこともあって、
「これなら事務職いけるんじゃないか」と思い、人と話さなくて済みそうな仕事を中心に探していました。
実際、応募した会社からも
「事務職での採用です」と言われて入社しました
…しました。
いざ入社してみたら、なぜか配属されたのは営業部。
「話が違うじゃねーかっ!」と思いましたけど、
さすがに会社に反抗しても勝ち目がないことはわかっていたので、まあ、やるしかないかの一択でした。
つまり当時の僕は
- 成長したい
- コミュ力を上げたい
- 人生を変えたい
みたいな、意識高い理由は一切なくて、
ただ「やめるよりはマシか」
という理由だけで現場に立ってました。
飛び込み営業をやる覚悟なんて、正直これっぽっちもなかったです笑
でも皮肉なことにこの”覚悟ゼロの状態”で放り込まれた環境こそが、結果的に僕を一番変えることになりました。
次の見出しでは、
「行動できない陰キャ」から
「とりあえずやってみる人間」になれたのか。
飛び込み営業という、逃げ場のない環境が与えた影響について書いていきます。
やってみたら、意外と死ななかった
飛び込み営業と聞くと、
多くの人がこう思うんじゃないでしょうか。
「怒鳴られる」
「変な人に絡まれる」
「メンタルが壊れる」
「人として否定される」
当時の僕も同じことを思っていました。
まあ、正直に言うとこういうことは日常茶飯事でした笑
でも、冷静に振り返ってみると
- 怒鳴られてもさっさと逃げれば30秒くらいで終わる
- 断られようが、無視されようが、隣の家のピンポンを押すだけ
- 拒否されても、人格を否定されているわけではない
さすがに怒鳴られたりしたら「うざっ」て思いますけど、それでも大事になったり、取り返しのつかないような状況になったりすることは一度もありませんでした。
むしろ、一番しんどかったのは最初の数日だけでした。
10件、20件と断られるうちに、だんだん感覚が麻痺してきます。
「あ、また断られたか」
「まあ、そりゃそうだよね。俺が逆の立場でもそうする」
こんな感じで、感情がほとんど動かなくなっていきました笑
不思議なもので、人って
どんなに怖いと思っていたことでも何十回と繰り返すと、全然怖くなくなるみたいですね笑
気づけば、
- 断られてもきにしない
- 初対面の人に話しかけるハードルが消える
- とりあえずやって失敗してみる
っていうメンタル最強人間になっていました笑
ここで重要なのは
「勇気が出た」とか
「性格が明るくなった」とかそういう話じゃないということです。
まじで慣れただけ。
ビビりながら何回もピンポンを押し、時には怒鳴られ、何回もそうした経験をした結果
脳が「これ、別に死なないな」学習しただけなんです。
行動できる人って、特別メンタルが強いわけでも、才能があるわけでもなくて、
「意外と大丈夫だった」という経験をたくさん持っている人
それだけなんだなと、この時初めて実感しました。
性格は変わってない。ただ「行動できる陰キャ」になっただけ
誤解してほしくないんですが、
僕はいわゆる「陽キャ」になったわけではありません。
今でも初対面の人と話すときは普通に緊張しますし、
大人数の飲み会は正直得意じゃないです。
一人で静かに本を読んだり、物思いにふけるのも好きなままです。
つまり、性格そのものは何一つ変わっていません。
じゃあ何が変わったのかというと、
「行動する・しない」の判断基準だけが変わりました。
飛び込み営業をやる前の僕は、
- 緊張してびびってやらない
- 失敗しそうだから避ける
- 気まずくなりそうだから黙る
こんな感じで、
「怖い=やらない」が当たり前の思考回路でした。
でも、飛び込み営業で嫌というほど経験を積まされて気づいたんです。
行動できる人って、別に怖くない人じゃない
怖いままでも、とりあえずやれる人、やらざるを得ない人なんだと
断られるのも怖い。
怒られるのも嫌。
気まずい空気も好きじゃない。
それでも、
「まあ、やってみるか」
「死ぬわけじゃないしな」
この一歩を踏み出せるようになっただけで、
見える世界はかなり変わりました。
別にコミュ力が爆上がりしたわけでも、
人付き合いが好きになったわけでもありません。
ただ、
行動する前に言い訳を探さなくなった
逃げることを最初の選択肢にしなくなった
失敗しても「まあいっか」で切り替えられるようになった
それだけです。
でもこれだけで、
人生の自由度は一気に上がりました。
だから声を大にして言いたい。
陰キャのままでいい。
無理に明るくならなくていい。
必要なのは性格を変えることじゃなくて、
「怖くても一回やってみる」を選べるようになること。
行動できる人間って、
特別な才能を持った別の生き物じゃありません。
ただ、
怖さよりも一歩前に出る回数が多かっただけ。
僕は今も陰キャです。
でも、行動できる陰キャになりました。
それだけでだいぶ人生に対する選択肢が増えたなと思います。
やっぱり人は人と関わってなんぼですからね。
じゃあ今すぐ何をすればいいのか?
ここまで読んで、
「理屈はわかったけど、結局なにからやればいいんだよ」
って思った人も多いと思います。
安心してください。昔の僕もそうでした。
結論から言います。
飛び込み営業をやりましょう
…嘘です笑
僕の場合結果的に飛び込み営業がよかっただけで絶対にオススメしません。
同期なんかはメンタルやられてましたし、僕も運が悪ければそうなってた可能性だってあります。
いきなり正社員として人と話す仕事をするのはさすがにハードルが高いと思うので、小さなことから始めてみることをおすすめします。
まずは「避けてた行動」をできる範囲でやってみる
最初にやるべきことはこれかなと思います。
- 店員を自分で呼ぶ
- 電話予約を自分でやる
- 知らない人に一言声をかける
これくらいで十分だと思います。
とりあえずやっていく中で別に誰も自分のことをそこまで気にしてないし、ミスっても別に死ななかったなという経験を積むのがいいと思います。
強制力がある環境を使う(超重要)
人間、意志の力だけではほぼ変われません。
とりあえず店員に声をかけよう!と意気込んでも実際にその場面が来ると尻込みしてしまう人が多いかなと思います。
そこでおすすめなのが、
- タイミー
- 単発バイト
- 接客・販売系の短期仕事
こういう逃げられない環境です。
飛び込み営業が荒治療だとしたら、
これは安全なリハビリみたいなもの。
ちょっとだけ覚悟決めてタイミーに応募してしまえばもう行くしかないですからね笑
最悪大きなミスして恥かいても、単発バイトならもう二度と会うことはない人たちなので次の日くらいには、まあいっかってなります笑(もちろん悪意ある勤務態度はNG)
「できなかった自分」を責めない
これ、めちゃくちゃ大事。
行動できなかった日は、
×「俺はやっぱダメだ」
〇「今日は経験値0だっただけ」
このくらいの捉え方でOK。
RPGで例えるなら、
雑魚敵に逃げてもゲームオーバーにはなりません。
次また戦えばいいだけです。
目標は「変わる」じゃなく「慣れる」
最後にこれだけ覚えておいてください。
陰キャが行動できるようになる正体は、
変化じゃなく、慣れです。
勇気が湧いたからやるんじゃない。
慣れたからできるようになる。
だから今やるべきことはシンプル。
怖いけど死なないことを、少しだけやる
これを繰り返すだけ。
僕は飛び込み営業という
かなり極端な環境に放り込まれましたが、
正直、もっと穏やかなやり方でも動いてさえいれば
同じ結果には辿り着けたと思っています。
まとめ:陰キャでも、行動できる側にはなれる
ここまで読んでくれたあなたに、
一番伝えたかったことはこれです。
行動できないのは、性格や才能の問題じゃない。
ほとんどの場合、ただの経験不足。
昔の僕は、
- 店員を呼ぶのも怖い
- 電話をかけるのも無理
- 初対面の人と話すなんて論外
そんなレベルのガチ陰キャでした。
でも今は、
「とりあえずやってみるか」
が自然に出てくる人間になりました。
性格が変わったわけじゃありません。
今でも陰キャです笑
変わったのはただ一つ。
行動する経験を積んだかどうか。
飛び込み営業は正直しんどかったし、
二度とやりたいとは思いません。
でもあの経験があったからこそ、
「やってみたら意外と死なない」
という感覚を体で理解できました。
もしあなたが今、
- 行動したいけど怖い
- 自分は向いてないと思っている
- このままでいいのか不安
そんな状態なら、
今日いきなり人生を変える必要はありません。
まずは、
- 店員を自分で呼ぶ
- 電話を一本かける
- 逃げてたことを一つやる
それだけでいい。
それは小さな一歩かもしれませんが、
確実に「行動できる側」への一歩です。
陰キャでもいい。
ビビってもいい。
動いた事実だけが、人生を少しずつ変えていきます。
この記事が、
あなたの最初の一歩の後押しになればうれしいです。

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